いつもの化粧水がヒリヒリする原因は?①

スキンケアの話

いつもと同じスキンケアをしているのに、ある日突然、化粧水でヒリヒリした経験はありませんか?傷ができたわけでもないのに、いつもの化粧水が合わない…そのような経験をされた方は少なくありません。今回は急にヒリヒリするときの原因についてご紹介します。

ヒリヒリの原因は「バリア機能の低下」だった

「いつもの化粧水なのに、今日はヒリヒリする」

「化粧水が合わなくなってきたのかも」

「アレルギーかな?」

いつもと同じ化粧水でいつもと同じスキンケアをしたはずなのに、今日は肌がヒリヒリしている。そんな経験をされたことはありませんか?

化粧水が合わなくなったなら、他の化粧水を使わないといけないと思って、敏感肌用の化粧水を探してみたり、ほかの化粧水も合わなかったらどうしようと不安に思う方もいるでしょう。

これは肌のバリア機能の低下が原因です。しかし、なぜバリア機能が低下するのかについてのきっかけは複数あります。そのため、自分に当てはまるものについて対策をしていくことが大切です。

バリア機能が低下して起こる肌荒れ

私たちの肌の表面は、外部からの刺激が肌に届かないよう守り、そして肌内部のうるおいをキープするための「バリア機能」が備わっています。このバリア機能が何らかの原因で低下してしまうと、外部からのさまざまな刺激に敏感に反応してしまい、化粧水をつけるとヒリヒリする結果につながります。

バリア機能低下の原因① 乾燥

夏よりも冬の方が化粧水が合わなくなる理由の一つが乾燥です。空気も乾燥しますし、暖房などによっても肌が乾燥しやすくなっている可能性があります。

肌の乾燥を防ぐためにも、スキンケアによる保湿も大切ですが、食事など内側からの保湿も考慮していくといいでしょう。

バリア機能低下の原因② アレルギー反応

どちらかといえば、バリア機能が低下したことでアレルギー反応が起こりやすくなります。それにより肌表面で炎症が起こり、よりバリア機能が低下していく悪循環に陥る可能性があります。

アレルギー反応によるヒリヒリ感であれば、化粧水を変える必要があるでしょう。

バリア機能低下の原因③ 紫外線

紫外線が繰り返し当たることで肌の乾燥や炎症が起こりやすくなり、バリア機能の低下につながります。紫外線の影響は年中ありますので、夏だけでなく年中日焼け止めを塗るなどの対策が必要になるでしょう。

バリア機能低下の原因④ 洗いすぎ

しっかりメイクをすることによって、化粧を落とすときにお湯をつかったり強めのクレンジングをつかったりで肌をこすりすぎる上に皮脂も落としすぎて乾燥を助長しているケースもあります。

乾燥が気になって、パウダーではなくリキッドファンデーションをつかった結果、メイク残りが気になってこすってメイクオフをする…これでは悪循環になりますので、一度クレンジングについての見直しが必要となるでしょう。

バリア機能低下の原因⑤ 摩擦

2022年もマスク生活が続き、工夫をこらしたいろんなタイプのマスクが販売されていますね。しかし、マスクである以上肌との接触は避けられず、肌とマスクで摩擦が起こり肌荒れを起こしやすくなっています。

マスク以外にもスキンケアをするときの手やコットン、衣服や髪の毛とのこすれも物理的刺激となります。小さな刺激が積み重なって、ある日肌のヒリヒリが…といったこともありますので、普段から摩擦についても意識しておきましょう。

普段のちょっとした積み重ねがバリア機能を守る

肌のヒリヒリ感はバリア機能低下が原因であり、そのバリア機能低下は普段のちょっとしたことが原因です。「ちょっとくらいなら。。。」の積み重ねが時限爆弾のように、ある日突然、ヒリヒリ感となって現れます。

そうはいっても、面倒なことは続けられません。だからヒリヒリしやすい敏感さんは普段のスキンケアの見直しをしておきましょう。ヒリヒリしだしてからだと時間がかかるので、汗や皮脂が出やすい夏から準備を始めておくのがポイントになります。でも時期的に先の話ではあるので、次はヒリヒリしみるときにすぐしたい対処法についてご紹介します。