化粧品で肌がヒリヒリしたときの対処法②

スキンケアの話

化粧品で肌がヒリヒリしやすい敏感肌さん以外にも、条件によっては肌のバリア機能が低下し、普段は問題ない方でもヒリヒリしやすくなります。そんなとき、どういうことに気をつければいいのでしょうか?今回は化粧品で肌がヒリヒリするときの対処法についてご紹介します。

何もしないのではなく、逆にしっかりケアを

ヒリヒリ痛みや赤みがあると、肌に触れるのも躊躇してしまいがちです。しかし、そのまま何もしないで放置しているとますます乾燥が進んでしまいます。乾燥が進むとさらに肌トラブルが起こる可能性があるので、早めに対処しましょう。

ただし、痛みやカユミが強いときは自分で対処せず、早めに病院を受診されることをおすすめします。

まずはヒリヒリする部分を冷やす

化粧水をつけたときに肌がヒリヒリした場合は、まずはその部分を冷やしましょう。タオルでくるんだ保冷剤でもいいですし、冷やしすぎるようであれば濡らしたタオルを当てるだけでも十分です。

保冷剤は直接肌に当ててしまうと低温やけどをする恐れもありますので、必ずタオルやハンカチで包んでください。

気を付けたいのは冷やしすぎることです。体は冷えると温まろうとするので、かえって血行が良くなり痛みが増す可能性も否定できません。そのため、濡らしたタオルでも十分と考えます。

常に紫外線対策を心がける

紫外線も肌のバリア機能を低下させます。紫外線は年中降り注いでいるので、これはヒリヒリしないよう予防の意味でも重要になります。

数多くある日焼け止めの中でも、ついSPFが高いものを選びがちですが、洗顔するときにこすりすぎるのも控えたいところです。普段使いするのであれば、帽子や日傘と組み合わせればいいので、SPFは低いもので十分です。小まめに塗り直したり落としやすいものがいいので、塗り広げやすくさらっとしたものがいいでしょう。

洗顔方法の見直し

日焼け止めを落とすときもそうですが、まずは肌をこすりすぎないように気をつけましょう。肌が敏感になっているため、ちょっとしたことが刺激になります。

ネットなどを使い、しっかりと泡立てた石鹸や洗顔料をそっと肌におくようにしながら洗ってください。熱いお湯ではなくぬるま湯がおすすめです。熱いお湯は刺激も強く、また肌の油分もとりすぎてしまう恐れがあります。さらに、肌の表面が温まっていることで、肌の水分が蒸発しやすくなるでしょう。

スキンケアアイテムを敏感肌用に変えてみる

肌が敏感になっているときは、気に入っている化粧品でも一旦お休みし、敏感肌用の化粧水を使いましょう。各メーカーがさまざまな敏感肌用スキンケア商品を出しています。ドラッグストアでも販売されているので、手軽に購入することが可能です。

「もし合わなかったら?」と心配な方は、サンプルをもらって試してみましょう。敏感肌用でも、人に合う合わないがあるので、サンプルで試すと安心です。

ヒリヒリ痛みが続くのは避けたいところですが、スキンケアを避けるとさらに悪化する恐れがあります。しっかり保湿をしてバリア機能の回復を心がけましょう。

普段のちょっとしたことがケアにつながります

ここまで読まれて、「え、これだけ?」と思われた方もいるでしょう。でも、これだけです!ちょっとしたことが肌トラブルの原因になるので、ちょっと気をつかってあげるだけで十分なのです。

ただし、これはあくまでもヒリヒリし始めてすぐの話です。見て見ぬふりをしてこじらせてしまった後であれば、薬を塗るなりしっかりとケアする必要が出てきます。病院を受診したり薬を塗ったりと時間も手間もかかる前に、少しだけ自分を労わってあげると、肌トラブル回避への近道となるでしょう。