食べても出ていきやすいビタミンC。だから、なるべく毎日手軽に摂りいれたいものですね。サプリもいいですが、定期的に摂るという習慣化ができていないと意外と難しいものです。だから、しぃ先生はやっぱり食事から摂りいれることをおすすめします。
ビタミンCといえばやっぱりレモン?
「ビタミンCが多い食べもの」といえば、レモンを浮かべる人も多いでしょう。しかし、日本食品標準成分表を見ると、驚くことがわかります。
可食部100g当たりで比較すると
- 生レモン果汁 50㎎
- 生レモン全果(廃棄:種子、へた) 100㎎
- キウイフルーツ 71㎎
- ゴールデンキウイ 140㎎
- オレンジ 40㎎
おまけ:梨 3mg
確かにレモンにビタミンCは多いのですが、普段使いと考えると、あまり現実的ではありません。だって、生レモン果汁100gも飲みませんよね。レモン1個を絞ったとしても、100gにもならないと思います(計ったことありませんが)。
それでもイメージしやすいので、企業は「レモン〇個分」と表現するのです(嘘ではないから問題なし!)。
旬の食べ物だからと梨を調べてみたら、ビタミンCは少なめでした。やはり、すっぱい系食材がオススメかもしれません。
料理に使えるビタミンCの多い食材
ビタミンCといえば果物のイメージが強いのですが、食事に摂りいれることができたらなお良いですよね。野菜ではどんなものがあるのでしょうか。
可食部100g当たりで比較すると
- 生じゃがいも 28㎎
- 生さつまいも 25㎎
- 生ピーマン 76㎎
- 生赤パプリカ 170㎎
- 生ブロッコリー 140㎎
- 生カリフラワー 81㎎
こうやって見ると赤パプリカにビタミンCが多く含まれるように感じますが、100g食べると考えると、ブロッコリーやいも類の方が摂りいれやすそうですね。
調理法によって変わるビタミンC量
先ほどの一覧では、あえて「生」とつけました。実は、調理法によって食材のビタミンC量が変わるからです。
じゃがいもでいうと
- 皮付き 生 28㎎
- 皮付き 電子レンジ調理 13㎎
- 皮付きフライドポテト(生を調理) 16㎎
- 皮なし 生 28㎎
- 皮なし 水煮 18㎎
- 皮なし 蒸し 11㎎
- 皮なし 電子レンジ調理 23㎎
- 皮なしフライドポテト(生を調理) 16㎎
- 市販フライドポテト 40㎎
少し疑問はあるものの、調理方法によってビタミンC量に変化があることがよくわかります。これはビタミンCが水に溶けやすい性質なので、水に触れない調理法だとビタミンCが食材に残るからです。
例えば、水煮は外にビタミンCが流れやすいのですが、カレーやスープなど汁ごと食べる料理であれば、流れ出たビタミンCも摂ることが可能です。このように、調理法にひと工夫することでも、1日に摂れるビタミンC量は変わるでしょう。
自分の生活に取り入れやすい方法でビタミンCを摂りましょう
あくまでも調理法は目安なので、「ビタミンCは水に溶けやすい」ことさえ覚えておいたら大丈夫です。調理方法をあれこれ考えることが面倒な方は、果物を摂れば問題ありません。ずっと続けることが大切なので、手軽な方法がいいですよね。
ぜひ、自分に合うビタミンCの摂り方を探してみてください。