夏本番!これからの日焼け対策で忘れがちな大切なこと

肌の話

7月に入り、真夏日の35度を超える日が増えてきました。日差しもきつくて、しぃ先生は暑いというより痛いと感じています。

最近は「日傘男子」という言葉も出てきましたが、年配の男性でも日傘をさす姿を見かけるようになりました。日傘はかさばりますが、日焼けと暑さ対策に欠かせないものとなりつつあります。

今回は、「できるだけ日焼けしたくない」と頑張って対策をされている方向けのお話しです。

日傘のみでは紫外線を避けきれない

昔風のドラマ設定では、綿や麻の白い日傘をさしている着物やワンピース姿の女性が登場します(若い人には通じないかも…)。見た目は涼しそうですが、現代では日差しが強すぎて日よけ効果は少ないかもしれません。

最近の日傘は黒や紺の色といった濃いものも多く、素材もポリエステルがほとんどです。これは、白よりも黒の方が、綿よりポリエステルの方が紫外線対策に向いていると言われています。

  • 白色 紫外線を反射する
  • 黒色 紫外線を吸収する
  • 綿素材 紫外線を通しやすい
  • ポリ素材 紫外線を吸収する (紫外線カット繊維製品の現状より)

ただし、生地にしている以上隙間は存在します。そこから紫外線が通過する可能性は否定できないので「100%紫外線カット」とタグに表示しているメーカーはありません。また、避けられないのは地面の「照り返し」。上からの紫外線カットはできても、アスファルトから反射した紫外線は避けられないでしょう。

また、照り返しは地面からのものだけではなく、ビルの壁からの反射もありますし、白い日傘は紫外線を反射させることで、内側に紫外線が入らないようにします。つまり白い日傘をさしている人の近くにいれば、その日傘から反射した紫外線があなたに当たっていることもあるでしょう。

だからこそ、日傘だけでなく日焼け止めも必要ですが、日焼け止めの使用方法にも注意が必要です。

日焼け止めの洗い残しは肌荒れの要因となる

日焼け止めの種類も年々増えており、選び方も人それぞれです。SPFの数字が小さいものから大きなものまで、UVカットできるリップやファンデーションなど化粧品も増えています。素材もサラサラタイプからドロッと落ちにくそうなものまであるので、毎年、日焼け止めの選び方に悩む人も多いのではないでしょうか。

しっかり日焼け止め効果が欲しいという反面、肌への負担を気にして、石鹸でも落ちるタイプも発売されています。ここで疑問も出てきます。

「石鹸で簡単に落ちるなら、汗でも落ちてしまっているのかしら?」

「本当に石鹸で落ちるのかしら?」

これについては、元化粧品メーカー等の方々が検証結果をYouTubeで配信されているので、そちらをご覧ください。

日焼け止めを洗顔で落としてみたら
(他にもいろいろあります)

※注
薬機法という法律で、化粧品の他社誹謗が禁止されており、広告で自社商品と他社商品の比較はしないようにと書かれています(優劣をつけてしまうので)。純粋にブログ等で紹介するのみであれば自由です
が、アフィリエイトなど利益が生じる場合は、商品を比較することは避けるほうがいいでしょう。

肌はやさしく洗わないといけない。でもそれで落ちるなら、かなり落ちやすい材料か洗顔料が強いかのどちらかになります。動画の中ですみしょうさんもおっしゃっていますが、今のお手入れでそこまで肌に影響がないのであればそれでいいのかなと個人的には思います。

ただ、ナチュラル志向の方がUVカット効果のある天然オイルを使用される場合、オイルによっては洗い残しがシミや炎症の原因となる可能性はあるので、しっかり落としてあげるほうがいいでしょう。

おまけ:暑さ対策には何色が向いている?

余談ですが、日焼け対策としては黒い日傘がオススメな一方、暑さ対策としては白い日傘がオススメです。白色は紫外線を反射させますが、太陽光も反射させるので熱もこもりにくくなります。対して黒色は紫外線も太陽光も吸収するため、どうしても熱がこもりがちです。

小学校の理科の実験で、虫眼鏡で紙に光を集めて燃やす実験をしたことはありませんか?

消防庁消防大学校消防研究センターの実験によりますと、黒色画用紙では1.5秒で穴が開いたのに対し、白色画用紙では44秒かかったそうです。それだけ、黒色は熱がたまりやすく熱くなりやすいということなので、夏に白いTシャツが増えるのも意味があるわけですね。

涼しさ重視でいくなら白色か…

こんなことを言いつつ、しぃ先生は汚れの目立ちやすさも気にしてしまうので(あと見た目の引き締め効果!)、黒色を選んでしまいがちです。結局は、自分が気に入ったものを取り入れるのが一番!そこにプラスαの工夫ができたらいいのではないでしょうか(というただの言い訳です)。

少しずつ元の生活に戻りつつあるからこそ、暑い夏を楽しみながら乗り切りましょう。